どらねこクエスト〜はらペコ勇者の大冒険!!〜 その19

「やったにゃ、これで海賊のお宝は全部"うひょねこ団"のモノにゃ〜…!!」

「ボス…、袋を用意しましたにゃん」

…「早くいただきましょ〜にゃ!」

とんでもなく大きな麻袋に、…「うひょねこ団」は海賊の財宝をこれでもかと放り込みます。にやけっ放しの、盗賊カンちゃん…。

「この海賊の財宝…、みんな売り払って。…ハリウッド・セレブもビックリの、プールつき大々々豪邸に住むにゃん」

チィちゃんとミィちゃんも、…海賊の財宝を袋に詰めるのに夢中でした。

「ボス、テニス・コートもつけるにゃ〜…!!」

「おまんじゅう…、100万個食べたいにゃん!」

…一方の戦士クリムは、これまでずっと一緒だった「どう?の剣」をしみじみ眺めてゆます。

「"どう?の剣"くん、…今までありがと〜。ツラい時も苦しい時も、共に戦って来たよね…」

そんな戦士クリムに…、神官マルミは穏やかに微笑みかけました。

…「よほどその剣に、愛着が湧いてるんですね。それだけ大切にされれば、…きっと本望ですよ」

照れたよ〜に笑う、戦士クリム…。

「うん…、そ〜だとゆいな」

…荷物の中に、戦士クリムは「どう?の剣」をしまいます。

「さクリムさん、…"はにゃ〜ぶさの剣"があなたを待ってますよ」

神官マルミは、「はにゃ〜ぶさの剣」に戦士クリムを促しました…。

「うん…、そ〜だね楽しみだな!!」

…足元に気をつけながら、戦士クリムは財宝の山を登っていきます。財宝の山の頂点に突き刺さる「はにゃ〜ぶさの剣」を、…戦士クリムは勢いよく引き抜きました。

「"はにゃ〜ぶさの剣"くん、これからよろしくね…!」

戦士クリムは…、「はにゃ〜ぶさの剣」を天高く掲げます。…そんな戦士クリムに、神官マルミはちいさな拍手を送りました。

ところが突如ゴ・ゴ・ゴと地響きが鳴り始め、…何と海賊船は沈みだしたではありませんか。

慌てて財宝の山を滑り降りる、戦士クリム…。

「マルミ急ご〜…、早くロープを登らないと間に合わなくなる!!」

…神官マルミは、てのひらをポンッと叩きます。

「クリムさん、…ダークエルフ・シスターズの乗って来た。怪鳥クックーシカがいるじゃありませんか、あれに乗って脱出しましょ〜…!」

大きくうなずく戦士クリム…、神官マルミと共に怪鳥クックーシカの一羽に乗りました。

…「"うひょねこ団欲張ってると危険だよ、早くクックーシカに乗るんだ」

海賊の財宝でいっぱいになった、…麻袋を持ちあげよ〜と「うひょねこ団」はがんばりましたが。詰め込みすぎたせいか、持ちあげるのはおろかビクともしません…。

「ボス…、お宝はも〜諦めるんにゃ!!」

…「生命あっての、物種にゃんか!」

チィちゃんとミィちゃんに説得されて、…盗賊カンちゃんもよ〜やくはらをくくります。

「えぇ〜いも〜しょ〜がにゃい、"うひょねこ団"撤収にゃ…」

海賊船は…、既に音を立てて崩れ始めてゆました。…「うひょねこ団」は何とか、も〜一羽の怪鳥クックーシカに辿り着きます。「うひょねこ団」がも〜一羽の怪鳥クックーシカに乗るのを確認すると、…戦士クリムは手綱を引きます。

「はいどうっ、いくんだクックーシカ…!!」

その巨大な翼を広げ…、怪鳥クックーシカは羽ばたきました。…二羽の怪鳥クックーシカが、海に沈も〜とする海賊船から離れ洞窟の中を飛翔します。

「ふうっ、…間一髪だったね」

大きなため息を吐く、戦士クリム…。

「本当に…、ど〜なるかと想いましたけれど」

…神官マルミも、一安心したよ〜でした。

「お宝がプールつきの豪邸が、…みんなみんな海の中にゃ〜!」

海賊船が沈んでいく地響きに混ざって、盗賊カンちゃんの絶叫がこだまします…。

「まぁ…、しょ〜がないにゃ」

…「あきらめが肝心にゃん」

特に気にする様子もない、…チィちゃんとミィちゃん。

「あっ、2人共それは何にゃ…?」

それもそのハズ…、チィちゃんはダイヤモンドのネックレスを。…ミィちゃんはエメラルドとルビーの指輪を、それぞれくすねてゆたのですから。

どらねこクエスト〜はらペコ勇者の大冒険!!〜 その18

…「さぁど〜する、降参するのか!!?」

ダークエルフ・シスターズ、エニマとカリフに、…戦士クリムと神官マルミは迫りました。追い詰められたエニマとカリフの二人は、両腕を掲げます…。

「こ〜なっては仕方ありません…、雪の悪魔ねこ"メトラン"さま。…我らダークエルフ・シスターズに残された力、お受け取り下さい」

エニマとカリフが奇妙な呪文を唱えると二人の体からオーラが立ち昇り、…雪の悪魔ねこ「メトラン」に吸い込まれてゆきました。

「おぉ何とゆ〜素晴らしい捧げモノだ、私の体に力がみなぎる…。勇者どもよよくやった…、しかし遊びは終わり滅びるがい〜!」

…両手で円を描く、雪の悪魔ねこ「メトラン」。

絶対零度の、…ダイヤモンド・ダスト!!」

すさまじい猛吹雪に襲われる、海賊船…。とてつもない雪と風で…、息も吐けません。…「にくきゅう印の大楯」で、戦士クリムは神官マルミをかばいました。

「何てすごい吹雪だ、…みんな大丈夫かい?」

「ごめんなさいクリムさん、私何だか眠たくなって…」

おしくらまんじゅうで…、「うひょねこ団」はがんばって暖をとります。

…「しっかりするんにゃ、チィちゃんミィちゃん!」

「…」

しかしだんだん、チィちゃんとミィちゃんの顔色は悪くなってゆきました…。雪の悪魔ねこ「メトラン」とダークエルフ・シスターズの…、高笑いが響きます。…それでも、戦士クリム達にはど〜するコトも出来ません。

「は〜はっは、…ど〜だ見たか勇者ども。地獄の破壊ねこ"メギムトゥ"さまに逆らう者は、こ〜なるのだ…!!あ…、アレ?」

…雪の悪魔ねこ「メトラン」の頭から、プスンと煙が昇ります。そしてその体は、…ゆっくり下降し始めました。するとあの猛烈な吹雪は影も形もなくなり、海賊船の甲板に少し雪が残ってるだけです…。

「一体ど〜したんにゃ…、終わりかにゃ」

…その場に居合わせた、誰もが事態を今イチ飲み込めません。

「ど〜なさいましたか雪の悪魔ねこ"メトラン"さま、…さぁ勇者達にとどめを」

雪の悪魔ねこ「メトラン」の元に駆け寄る、エニマとカリフ…。

「いや…、あの。…魔法の呪文の唱え過ぎで、魔力が尽きちゃったみたい。その、…ど〜しよっか降参する?」

雪の悪魔ねこ「メトラン」は恥ずかしそ〜に、こめかみをポリポリしました…。そんな雪の悪魔ねこ「メトラン」達の前に…、神官マルミが立ちはだかります。

…「まさかここまでやっておいて、降参すれば許されると想ってるんでじゃありませんでしょ〜ね?」

ゆっくりうしろに退がる、…雪の悪魔ねこ「メトラン」とダークエルフ・シスターズ。盗賊カンちゃんも、勢いよくまくし立てました…。

「そ〜にゃんそ〜にゃん…、自分達の仕出かしたコトをよく考えるんにゃんか!」

…チィちゃんとミィちゃんも、強気な態度です。

「とっても、…怖い想いをしたんにゃ!!」

「それに、凍えてブルブルしたにゃん…!」

戦士クリムに懇願するよ〜な視線を…、雪の悪魔ねこ「メトラン」達は向けました。

…「ぼくとしては許してあげてもゆいんだケド、ど〜にもそ〜ゆう空気じゃないし。ぼくの一存では、…何とも」

雪の悪魔ねこ「メトラン」達は、泣いて土下座します…。

「ど〜だろ〜みんな…、彼女達反省してるみたいだし」

…困った様子の、戦士クリム。

「おしおきが必要です、…ねこ女神"オー・ラロル"さまだってきっとそ〜仰いますよ!!」

「うひょねこ団は、逆らうヤツには容赦なんかしないんにゃ…!」

「そ〜にゃ…、そ〜にゃ!!」

…「やっつけるんにゃ!」

「どう?の剣」を振りあげ、…戦士クリムは構えました。雪の悪魔ねこ「メトラン」達は、大粒の涙を流して訴えます…。

「そんな目で見ないでよ…、ごめんね"稲光の咆哮"!!」

…稲妻をまとった一撃が振り下ろされ、雪の悪魔ねこ「メトラン」達は地獄までカッ飛ばされました。

「ふぅ」、…一息吐いて戦士クリムはみんなの方を振り返ります。

「やったね、お疲れ〜…!」

戦士クリム達勇者のパーティは…、みんなでハイ・タッチしました。

 

どらねこクエスト〜はらペコ勇者の大冒険!!〜 その17

「ゆくぞ勝負だ、エニマ、カリフ…!!」

「どう?の剣」を振りかざし…、戦士クリムはエニマとカリフに向かって突進しました。

…「私も手加減は致しません、やぁ〜」

そのすぐあとを、…神官マルミが追いかけます。「あやしいサーベル」で、戦士クリムの一撃をエニマは受け止めました…。

「フンとんだバカ力ですわね…、しかし戦いは力だけではありませんわ」

…神官マルミは、戦士クリムを援護する為理力の祈祷を捧げます。

「ぞ〜さんぞ〜さん、…お〜はなが」

「そ〜はさせなくってよ、くらいなさい雷のタムカン…!」

神官マルミに向けて…、カリフが雷のタムカンを唱えました。…轟音と共に、荒れ狂う稲妻が神官マルミに落ちます。

「キャアア〜」、…その場に倒れ意識を失う、神官マルミ…。

「マルミ…!!」、戦士クリムは、神官マルミを助けよ〜としますが。

…「戦いの最中によそ見なさるなんて、ツれないお方ねぇ」

「あやしいサーベル」を巧みに操り、…エニマは攻め立てました。

「なかなか手強い、でも勝てない相手じゃないぞ…!」

戦士クリムが反撃に出よ〜とすると…、今度はカリフが邪魔をします。

…「私のコトはお忘れ、あぁんヒドいお方」

戦士クリムは二体を相手に互角以上に渡り合いますが、…少しずつ押され始めてゆました。

「一体、一体ど〜すれば…!!」

その様子を見ていたチィちゃんが雪の悪魔ねこ「メトラン」の猛攻をかいくぐり…、神官マルミに駆け寄ります。

…「マルミしっかりするにゃんか、この"元気の出るキャンディ"をあげるにゃから」

すぐチィちゃんに気がつく、…カリフ。

「おチビちゃん、余計な真似をすると痛〜い目にいたたっ…」

ものすごい勢いでカリフに向かって…、ミィちゃんはパチンコから石つぶてを放ちました。

…「ミィちゃん、危ないんにゃ!」

盗賊カンちゃんは、…雪の悪魔ねこ「メトラン」の注意を引きつけます。そんな「うひょねこ団」の連携プレーに、戦士クリムは胸が熱くなりました…。神官マルミの口に…、チィちゃんが「元気の出るキャンディ」を含ませると。…その目が、パチッと開きます。

「あら、…私ったら一体何がど〜なって」

「よかったにゃ、気がついたんにゃ…!!」

鬼のような形相で…、カリフはチィちゃん目がけて走りました。

…「チビすけめ、余計なコトを!」

ビックリしたチィちゃんは、…一目散に逃げ出します。

「待ちなさい、あなたの相手はこの私です…!!」

カリフの前に立ちふさがる…、神官マルミ。…神官マルミはカリフの一撃をガッチリ受けると、すぐさま理力の祈祷を捧げます。

「思い知りなさい魔物よ、…咲いた〜咲いた〜チューリップのは〜な〜が〜」

光の輪に囲まれ、カリフは一瞬混乱してワケがわからなくなりました…。神官マルミは…、「ねこの手も借りたいメイス」を天に掲げます。

…「ねこ女神"オー・ラロル"さま、私に力をお貸し下さい。必殺の一撃、…びびびのおしりペンペン!」

カリフのおしりを、びびびとこれでもかと打つ神官マルミ…。カリフのおしりは…、も〜真っ赤っかでした。…戦士クリムも、すぐ反撃に移ります。

「よぉしチャンスだ、…ゆくぞそりゃ〜!!」

「あやしいサーベル」で、カリフは迎え撃ちます…。

「まだまだ…、負けたワケじゃなくってよ」

…戦士クリムは「にくきゅう印の大楯」で、体ゴト体当たりをかましました。パワーなら負けない、…とわかってゆたからです。

「くそ、こしゃくなっ…!」

態勢の崩れたエニマの「あやしいサーベル」を…、戦士クリムは「どう?の剣」で素早く弾きました。…「あやしいサーベル」は空中をクルクル飛んだのち、海賊船の甲板に突き刺さります。

 

 

 

 

 

 

どらねこクエスト〜はらペコ勇者の大冒険!!〜 その16

「強力な悪魔ねこ」のテーマ…

MF from hell/The Datsuns

https://youtu.be/iINGebLhu-k

 

ゆっくりと、…雪の悪魔ねこ「メトラン」は告げます。

…「お前達か、地獄の支配者破壊ねこ"メギムトゥ"さまに逆らう愚かな勇者とは!!」

雪の悪魔ねこ「メトラン」の体の周りに氷のつららが回り始め…、それはやがてミサイルのよ〜に飛んで来ました。

「みんな、気をつけて…!」

「きゃあ、…危ない」

…「チィちゃんミィちゃん、こっちにゃ!!」

走ってかわしたり楯で防いだりして…、勇者のパーティは何とか対応します。

「この雪の悪魔ねこ"メトラン"さまが、直々に相手をしてやるのだ…。光栄に思うがい〜身の程をわきまえ、…えっあイタ〜!」

…雪のあくまねこ「メトラン」の顔に、盗賊カンちゃんが「なかしっぽのスリング」で投げた石がぶつかりました。

「クリム、マルミ…、雪の悪魔ねこ"メトラン"の相手はこの"うひょねこ団"が引き受けたにゃ!!お前達は早くダークエルフ・シスターズをやっつけて、合流するんにゃ…」

親指を立てる盗賊カンちゃんは、…チィちゃんとミィちゃんを振り返ります。

…「二人共、準備はゆいにゃ〜?」

チィちゃんとミィちゃんは…、竹を削った子供用のパチンコを手にしました。

「ボス、O.K.にゃん…!」

「準備万端、…にゃ〜」

…袖をまくる(ありませんが)、盗賊カンちゃん。

「よ〜し…、我が"うひょねこ団"の逃げ足の速さ思い知らせてやるんにゃ!!」

「うひょねこ団」の3人は、一斉に違う方向へ走り出します…。一方の雪の悪魔ねこ「メトラン」は、…カンカンでした。…赤くはれた顔をさすり、先ずはとリーダーの盗賊カンちゃんに狙いを定めます。

「愚か者雪の悪魔ねこ"メトラン"さまの力見せて…、あっいたた!!」

メトランがそちらを向くと、チィちゃんがパチンコから石つぶてを放ってゆます…。

「ふんうるさいザコだなならばお前から、…いたっ今度は誰だ!?」

…雪の悪魔ねこメトランに、おしりペンペンするミィちゃん。雪の悪魔ねこ「メトラン」は本気で怒り…、口上を述べるのを止めてしまいました。無言で放たれる氷のつららから、ミィちゃんはちょこまか素早く逃げ回りました…。

「ははは非力なネコミミめ、…いった〜こ、今度は」

…盗賊カンちゃんは、あっかんべ〜で挑発します。こ〜して「うひょねこ団」は…、ナイスなチーム・ワークで雪の悪魔ねこ「メトラン」を混乱させました。

「くく〜キー、おのれ卑怯者め正々堂々戦うがい〜…!!」

どこ吹く風の、…「うひょねこ団」3人。

…「考え方が甘いんにゃにゃいか、これは真剣勝負なんにゃから卑怯もお経もないんにゃ。だいたい世界一の悪党"うひょねこ団"にしてみれば…、卑怯なんてむしろホめ言葉にゃあ!」

「うひょねこ団」の活躍に、戦士クリムと神官マルミはウンと勇気をもらいます…。

「マルミ、…"うひょねこ団"が雪の悪魔ねこ"メトラン"を引きつけてくれてる間に。…ぼくらは、ダークエルフ・シスターズに立ち向かお〜!!」

「ねこの手も借りたいメイス」を取り出す…、神官マルミ。

「えぇみなさんと力を合わせれば、必ず道は拓けます…!」

エニマとカリフのダークエルフ・シスターズは、…腰に下げた「あやしいサーベル」を引き抜きました。

…「あなた達、本当に私達に逆らうつもり?」

「面白いわね…、実力の違いをわからせて差しあげましょ〜」

戦士クリムも、「どう?の剣」を抜いて構えます…。

「ぼくは戦士クリム、…お前達みたいな。…みんなを困らせる悪い魔物には、絶対負けないぞ!!」

そんな戦士クリムを…、ダークエルフ・シスターズは不敵に笑いました。

 

 

ぼくのライフ・スタイル紹介

先日ブログにUpしたコラムで…、「煙草の本数を減らすと美味しく吹かせる」と書きました。

でぼくはビールなんかも、普段ヤッホー・ブルーイングさんの「Tokyo Black」って高いビール飲んでます…。

ただ、…これも一週間に一缶だけなんですよ。

…この一週間に一缶を楽しみに、がんばってバイトしたり物語書いたりしてるんですね。

他にも例えばぼくは…、たんぱく質を摂る為によく魚肉ソーセージを食べるんですが。

ずっとマヨネーズをディップしてたんです、ところがこれは脂肪が多過ぎる…。

それでそのままいただくコトにしたんです、…ところがぼくは魚肉練り製品にマヨネーズをディップするのが大好きなので。

…一週間に一度ビール飲む日のおツマみは、ニッスイのちくわなんですが。

ここだけマヨネーズをディップする…、するとこのマヨネーズの脂肪が。

体にじわ〜っと染み渡って何とも美味い、つまり何でも…。

量を減らすと美味しくいただける、…とゆいたいんですね!!

…お酒も煙草もマヨネーズも、何でもちょっと足りないぐらいが愉しい。

これだとお金かけずに…、全く以ってグルメなお愉しみに。

量を増やすと飽きるんです、これは人生何でもそ〜ですよ…。

余ると飽きる、…ちょっと足りないも〜ちょっと欲しいと愉しい。

…それがぼくの考えるシアワセのコツです、だからお金もちょい足りなくて。

「あれ欲しいなぁど〜しよ〜…?」、って迷うのが気持ちゆいのであって。

何でも手に入ったら飽きますよ、そ〜ゆうお金持ちは逆に残念なんじゃないでしょ〜から…!

つまり人生で最も不幸なのは、…余ってるコトなんでしょ〜。

…「ちょっと足りないも〜少し欲しい」、それが最高の快楽なんですだから♪

そして…、プレイ・リスト「Garage-bop on DJ春雨うどん show」を仕あげてしまった。

ぼくとしては、次の目標に「自分の天職に就く」を掲げさせて下さい…。

このブログでも何度か語ってますが、…それが何なのか今イチわからない。

…しかし人間には、「何か」必ず一つあるハズなんですね。

それを見つけて…、自分の力でちゃ〜んとごはんを食べる。

それが、ぼくの次の人生のステージです…!!!

どらねこクエスト〜はらペコ勇者の大冒険!!〜 その15

イチバン最後に…、ロープを降りる戦士クリム。甲板のうえに着地すると、海賊船はその衝撃でユラユラ揺れました…。

「みんな待たせたね、…それにしても高いなぁずい分あるよ」

…チィちゃんとミィちゃんは、キャッキャと騒いでます。

「最高の…、アドベンチャーだったにゃ!!」

「スリル満点にゃん…!」

マストの方を親指で示す、…盗賊カンちゃん。

…「あれにゃ、すごいにゃろ?」

戦士クリムと神官マルミがその根本に目をやると…、目もくらむばかりの財宝が輝きを放ってゆました。

「剣は、はにゃ〜ぶさの剣はどこだろ〜…?」

ガックリ肩を落とす、…盗賊カンちゃん。

…「お前はホンット〜に欲が無いにゃんね、ほらっあそこに」

はにゃ〜ぶさの剣」はうずたかく積まれた財宝のてっぺんに…、逆さまに刺さっています。それを見つけるやいなや、全速力で駆け出す戦士クリム…。

「お待ちなさい、…その剣は渡しませんよ!!」

…戦士クリムの足元に、矢が突き刺さりました。

「誰だっ…!?」、「にくきゅう印の大楯」で身を守りながら、戦士クリムは辺りの様子をうかがいます…。

「あれは、…クックーシカにゃ!!」

…「うひょねこ団」が声をそろえて叫ぶと、戦士クリムの視界に巨大な怪鳥が二羽飛び込んで来ました。何者かが怪鳥クックーシカの背に乗り…、矢を放ってゆるよ〜です。旋回を繰り返しながら、怪鳥クックーシカに乗る何者かは攻撃の手をゆるめません…。

「クリムさん、…危ない!」

…戦士クリムのそばに駆け寄ると、背中合わせになり神官マルミは「ステンレスの丸盾」で防御しました。

「やはり…、こんなモノではらちが開きませんね」

怪鳥クックーシカは、戦士クリムと「はにゃ〜ぶさの剣」をへだてるよ〜に着地します…。

「姿を現さないのは、…卑怯だぞっ!!」

…「クリムさん、おケガはありませんか?」

戦士クリムが「どう?の剣」を抜いて構えると…、怪鳥クックーシカの背中から笑い声が高らかに響きました。

「あなたがうわさの勇者クリムさんね、私の名前はエニマ…」

「やっぱりうわさなんて当てになりません、…だって全然大したコトなさそ〜ですモノ。…私は、カリフ」

二つの影が…、怪鳥クックーシカから飛び降ります。エニマとカリフは、ダーク・エルフちゃんねこでした…。青白い肌に、…銀色の髪。…エニマは白銀の髪をボブに、カリフは長い髪を頭頂部で結いています。

「私達…、ダークエルフ・シスターズに勝てるかしら」

「悪いけれど、手加減はしてあげられなくてよ…?」

青地に金のフチの魔力を帯びた甲冑が、…キラリと光を放ちました。

…「なかしっぽのスリング」を取り出す、盗賊カンちゃん。

「何者かしらんにゃケド…、たった二体でこの人数に勝てるつもりかにゃん。こっちこそ、容赦なんかしないにゃからにゃん…!」

エニマとカリフはフッフと忍び笑いをもらすと、…二人揃って両手を空に掲げます。

…「おいで下さい、我らが主雪の悪魔ねこ"メトラン"さま!!

すると突然…、海賊船が猛吹雪に見舞われました。

「ダメだ、前が見えない…」

「チィちゃんミィちゃん、…早く私の"にゃんねこの法衣"に隠れて下さい!」

…「一体何にゃんにゃ、これは」

しばらくの間嵐のよ〜に吹き荒れたのち…、吹雪はピタッと止みます。そこには透き通る氷のドレスに身を包み、雪の結晶のティアラを被った…。雪の悪魔ねこ「メトラン」が、…宙に浮かんでゆました。

 

どらねこクエスト〜はらペコ勇者の大冒険!!〜 その14

…戦士クリム達5人は、「ほりごたつの洞窟」地下二階を冒険してゆます。途中々々に現れる魔物達と戦いながら、…「ほりごたつの洞窟」地下二階をすみずみまで回ると宝箱を二つ発見しました。宝箱の中には、「ねずみのおもちゃ」と「ステンレスの丸盾」が入っています…。「ねずみのおもちゃ(電池で走る)」はチィちゃんとミィちゃんにあげて…、「ステンレスの丸盾」は神官マルミが装備しました。…地下二階のイチバン奥までやって来ると、そこには大きな穴がポッカリ開いてゆます。慎重に近づく、…盗賊カンちゃん。

「ワナかも知れないにゃ、チィちゃんミィちゃん一緒に来るにゃ…!!」

「はーい…、にゃん」

…「はいはい、にゃ」

ワナを警戒しながら、…「うひょねこ団」の3人はポッカリ開いた大きな穴を覗き込みました。

「すごいにゃ、海賊船だにゃ…!」

盗賊カンちゃんは…、興奮して叫びます。…チィちゃんとミィちゃんも釘づけです。

「クリムとマルミも来てみるにゃ、…も〜すごいんにゃから」

近づいて、戦士クリムと神官マルミも中を覗きました…。

「これは…、すごい!!」

…「本当に、壮観ですね!」

ポッカリ開いた大きな穴の下は、…海に侵食されて巨大な空洞になってゆます。そこにボロボロの海賊船が停泊して、波に揺られていました…。

「しかし…、ど〜やってあそこまで降りるかにゃ?」

…盗賊カンちゃんが頭を悩ませていると、戦士クリムは荷物の中からロープを引っ張り出します。

「これならど〜だろ〜、…がんじょうだし二人ぐらいまでなら支えられると想うんだけれど」

試しにロープを引っ張って伸ばしてみて、盗賊カンちゃんは確認しました…。

「うんこれならゆいにゃろ〜…、長さもギリギリにゃケド届きそ〜にゃ!」

…手近な岩の突起に、ロープをしっかりくくりつける盗賊カンちゃん。

「さて、…だれが最初に降りるかにゃけども」

「ぼくがいくよ、海賊船まで辿り着けるか…。試すんでしょ…、体力なら自信あるから」

…二つ返事で引き受ける戦士クリムに、チィちゃんとミィちゃんは拍手喝采です。

「すごい、…勇気にゃん!!」

「まさに勇者にゃあ…!」

ロープの反対側をポッカリ開いた大きな穴に投げ込んで…、盗賊カンちゃんは素っ気なくゆいました。

…「そ〜ゆうと想ったんにゃよ、バカバカしい」

ロープをギュッと握り締め、…盗賊カンちゃんはポッカリ開いた大きな穴のフチに足をかけます。

「ぼくがゆくって、ゆったじゃないか…」

戦士クリムが手を差し伸べると…、盗賊カンちゃんはそれを無視しました。

…「お前バカかにゃ、見ず知らずの盗賊の仕かけた。ロープの試し降りを引き受けるにゃんて、…お人好しにも程があるんにゃ!!」

大声でまくし立てた盗賊カンちゃんは、手応えを確認しながらロープを降り始めます…。

「何だってやった本人が責任を取るのが…、世の常にゃ!…半分ぐらいまで降りて、大丈夫そ〜なら合図するにゃから。そしたら、…一人づつ降りて来るんにゃ」

ゆっくり慎重に降りていく、盗賊カンちゃん…。

「ぼ…、ボスぅ」

…「そんなの無茶にゃ」

盗賊カンちゃんがあんまりに心配で、…チィちゃんとミィちゃんはしょげてしまいました。そんな様子を見た戦士クリムは、岩の側でくくったロープをガッシリわきにはさみます…。

「チィちゃんミィちゃん…、ぼくがここでしっかり。…ロープをつかんで離さないから、ボスなら大丈夫だよ!!」

神官マルミも駆け寄ると、…くくったロープをつかみました。

「私もお手伝いします、二人で支えれば一人の重さぐらい何とかなりますから…!」

それを聞くと…、チィちゃんとミィちゃんに元気が戻ります。

…「じゃあ、ここで合図待ってるにゃん!!」

「違うにゃ応援するんにゃから、…ラッパを出すにゃ」

チィちゃんとミィちゃんは、だんだん小さくなってゆく盗賊カンちゃんを見守っています…。