花夢語

今回の企画はまずまず新規かな、何と!!DJプレイで映画を撮ろうと…!

ツイッターで試してみたのですが、…さすがに音楽だけではなかなか伝わらないっぽいなので。

…先にこれからかかる曲がど〜ゆうシーンなのか、テキストで表現したいと想います

 

「Lolo」 Rocket juice & The moon

主人公の一馬くんは…、小学三年生。

三年生になる時にクラス換えがあり、それまでの友達とは別のクラスになってしまった…。

新しいクラスにはまだ馴染めない、…それドコロか軽いイジメに遭っているのだ。

…一馬くんが給食のパンを牛乳で流し込む(ドラえもんで見た)のをクラスのみんなでクスクス笑ったり、学校に持って来た古事記のマンガがエッチだと委員長に指摘されたり。

お母さんは「すぐに収まるわよ」とゆ〜…、今日の学校は終わった。

沈んでゆく夕焼けがやけにバカでかく、何だか図々しい態度にも思えるのだった…。

 

「Bein' friends」 鈴木慶一/Michell Hearfy

暗く憂鬱な学校は終わった、…でも一馬くんにはゆくトコロがないのだ。

…お母さんはパートで出かけていて、まだ帰って来ない。

本当はお家で…、一人ファミコンでも遊びたかった。

去年の誕生日に買ってもらった「スーパー・マリオ3」、まだ全然クリアしていない…。

お母さんは、…「一馬くんがまだ幼いから鍵を預けられない」とゆ〜のだ。

…ゆくトコロのない一馬くんは、荒川の土手を目指しトボトボと歩いてゆくのだった。

 

「A life」 大貫妙子/坂本龍一

荒川の土手を一人歩いてゆると…、河川敷に人影が見える。

あれは同じクラスの春奈ちゃんだ、春奈ちゃんはクラスのみんなとは少し距離を取っている…。

一馬くんはよく知らないケド、…何でもすごい地主の一人娘で大切に育てられてゆるらしい。

…一馬くんは見て見ぬフリして立ち去ろうとすると、春奈ちゃんに見つかった。

「アンタ何よ…、同じクラスなのに挨拶もしないワケ?」

 

アナログ・ラバー〜Dig-Dug remix〜/Fat Smith

一馬くんもそこまでゆわれてはと、河川敷に降りてゆく…。

「ど〜したのこんなトコで、…お家帰らないの?」

「…何でアンタにそんなコト詮索されなきゃならないのよ、アンタこそ家にでもどこにでも帰りなさいよ!!」

一馬くんは…、春奈ちゃんがクラスのみんなに交わらないのはこの性格が原因だと悟った。

「ぼく、まだお母さん帰って来ないんだよ…。」

「何よ一人でお留守番も出来ないの、…もう三年生でしょ甘やかされ過ぎよ!」

…一馬くんは、春奈ちゃんのこの勢いが別に嫌いではないと気がついた。

「何で春奈ちゃんは…、お家帰らないの?」

 

Atoms for peace」 Thom Yorke

春奈ちゃんは顔を真っ赤にして、絶叫した…。

「私はねぇ、…今日生まれて初めてピアノのお稽古サボったのよ!!!」

…そう言葉を吐き出すと、春奈ちゃんはまるで子供のように泣き出した。

一馬くんは気に留めなかった…、そんなにタイヘンなコトだと想わなかったからだ。

「別にいいじゃないそのぐらい、誰だってたまには気が向かない日ぐらいあるでしょ…。」

そ〜語ると一馬くんは、…草むらに座り込んで夕焼けを眺めた。

…春奈ちゃんもしばらくビービーしてゆたけれども、やがてそれに倣ったのだった。

 

「Good bye」 advantage Lucy

「私もうお家帰らなくちゃ…、夕ごはんになっちゃう。」

「春奈ちゃん…!!」

春奈ちゃんは不審そうに一馬くんを眺める、…一馬くんはわかったここが男の魅せ場だと。

「…またお稽古サボりたくなったら、ぼくにゆいな。」

「そしたら…、また二人で夕焼け眺めるの?」

一馬くんは、微笑んで頷く…。

春奈ちゃんは、…だから力無くうつむいた。

「…そんなのおかしいわ、だって恋人みたいじゃない?」

そ〜ゆうと…、頬を紅く染めた春奈ちゃんは走っていってしまったのだ。

 

「さくらの季節」 奥田民生

一馬くんはお家で、夕ごはんを食べていた…。

お父さんはまだ帰って来ない、…お母さんと妹と三人。

…TVにはサンドウィッチマンのコントだから「哀川鳥」が映ってゆる、その一言々々に妹は笑う。

「学校はど〜なの…、一馬。」

一馬くんは上の空で、しばらくしてから気がついた…。

「うんまぁね、…まぁまぁだよ。」

…お母さんは心配そうだ。

「あなた少しイジメられてるってゆってたじゃない…、もしあんまりなら先生にでも相談する?」

一馬くんは、キッパリ断言した…。

「それはもういいよ、…ぼくが何とかする。」

 

「ひこうき」 Fishmans

…翌朝一馬くんは、目覚ましより早く目が覚めた。

不思議といつも重い体が…、テキパキと動く。

お父さんはまだ寝てる、しばらくしたら起きてまた会社だ…。

「おはよう一馬、…今朝は早いのね。」

…トーストとベーコン・エッグ、それにコーン・スープ朝ごはんは毎日同じ。

「あら初めてじゃない…、朝ごはん全部食べたの?」

一馬くんはランドセルに腕を通し、玄関の戸をガラガラ勢いよく開けた…。

「行って来ま〜す、…ほら朋美早くしろよ!」

 

…それでは🐁だから、はじまりはじまり〜♪

https://www.youtube.com/playlist?list=PLWCErtfD9n76UDOB-j4Yq0nChREymNs0F