ラルゴによる福音書

…主まーくん・ハリストスは、カトラナズ千年王国の神さまです。

世の中に神さまと呼ばれる存在はた〜っくさんいますが、…その中でも最もえらい。

神さまの中の神さまでした、主まーくん・ハリストスのお仕事は…。

カトラナズ千年王国をパトロールし…、悪さをしてる人がゆたら。

…諭してやめさせるだったのです、主まーくん・ハリストスはパパなる神ユフタルに造ってもらった。

スイッチを入れると赤いライトがグルグル回る、…専用のヘルメットを持ってゆたので。

早く使ってみたかったのですが、な、な、何とカトラナズ千年王国に住む人々は悪さをしなかったので…。

主まーくん・ハリストスにはちっと退屈でした…、主まーくんは口で「ぱーぷー」ゆいながら。

…現場に急行したかったのですが、みんなゆい人ばかりだったのです。

 

さて、…主まーくん・ハリストスは今日もカトラナズ千年王国を空飛ぶ雲に乗ってパトロールです。

もともとこの空飛ぶ雲は、主まーくん・ハリストスが想った方向に想った速度で飛ぶのですが…。

それだと主まーくん・ハリストスが…、運動不足になって少し太ってしまったので。

…パパなる神ユフタルが気を効かして、その奇跡でサドルとペダルをつけて下さり。

主まーくん・ハリストスがペダルを漕ぐと、…空飛ぶ雲に取りつけられたプロペラが回って。

神さまの風を起こし進みました、主まーくん・ハリストスはまぁるいハンドルで上手に操作して…。

どこでも好きなトコにゆっていたのです…、主まーくん・ハリストスがペダルを漕いでると。

…「あれは何でしゅか?おや事件でしゅ」、と何かを見つけました。

主まーくん・ハリストスは一生懸命ペダルを漕いで、…地上に近づきます。

そして程よい高さで停止させると、主まーくん・ハリストスは空飛ぶ雲に…。

指で隙間を作り…、地上を見下ろしました。

…主まーくん・ハリストスは、何を見つけたのでしょうか?

 

主まーくん・ハリストスが見つけたのは、…と〜ってもおっきなポインポインでした。

「すごい可愛いでしゅね、きっとお父しゃまは愛でる為にあなん美しいのをお造りになったんでしゅだから…!!!」

その女性は…、ご自分のポインポインを。

…主まーくん・ハリストスがじっと眺めてるとは想像もしてゆません、お店先に立ってお客さんを呼び込んでいます。

主まーくん・ハリストスが、…ポインポインを見詰めるその集中力と来たら。

一大手術をこなす、外科医の先生にも劣らないでしょう…。

主まーくん・ハリストスは…、それ程までに。

…おっきなポインポインが大好きで、その形をじっくり吟味してゆたのでした。

主まーくん・ハリストスの乗る空飛ぶ雲は、…見た目普通の小さな雲でしたから。

誰からも怪しまれませんが、あまりに長くおっきなポインポインを眺め過ぎた為…。

「おいあの雲いつまでも流れないな」と…、人が集まって来てしまったのです。

…それで主まーくん・ハリストスも、さすがに恥ずかしくなって再びパトロールを続けました。

 

日が暮れたら、…主まーくん・ハリストスは天空のお城に帰ります。

そこでは主まーくん・ハリストスのお母さん、聖母ゆ〜ちゃんが待ってゆて…。

美味しい晩ごはんを作ってくれてゆるのです…、主まーくん・ハリストスは聖母ゆ〜ちゃんのお料理が大好物でした。

…「今日はから揚げ作りすぎちゃったから、多かったら残してね」

聖母ゆ〜ちゃんは、…主まーくん・ハリストスにゆいます。

実際から揚げは少し多くて、主まーくん・ハリストスは食べ切れませんでした…。

「ぼくちん…、このから揚げ明日の朝食べましゅ」

…すると聖母ゆ〜ちゃんは、こ〜ゆいます。

「あらお肉悪くなっちゃうから、…残ったら捨てちゃうわ」

ガーン!!!、主まーくん・ハリストスは大ショックです…。

主まーくん・ハリストスの中では…、こんな考えが巡りました。

…「このから揚げは、もとはとゆえばにわとりさんの生命でしゅ。にわとりさんは、…ぼくちんの命の為に自分の生命を犠牲にしてくれましゅたね?それをぼくちんいただかなかったら、それはにわとりさんの生命への冒涜でしゅ…。ぼくちん知ってましゅ…、冒涜ってとってもいけないコトなんでしゅよ」

…主まーくん・ハリストスは決意して、残ったから揚げを無理におなかに押し込んだのです。

 

翌日主まーくん・ハリストスが目を覚ますと、…何とぽんぽがキリキリしました。

主まーくん・ハリストスは、ビービー泣きながら聖母ゆ〜ちゃんに訴えます…。

「あらあら昨日から揚げ食べ過ぎちゃったのね…、お薬飲んでゆっくりおやすみしなさい」

…主まーくん・ハリストスは、現在の年齢は1000歳でこれは人間に換算すると。

大体5歳児ぐらいですから、…から揚げ5個はちょっと食べ過ぎでした。

主まーくん・ハリストスは、ぽんぽがキリキリしていっぱい泣きましたが…。

その心は…、「ぼくちんぽんぽが痛いでしゅが」

…「ぼくちんのぽんぽより、にわとりさんはもっと痛かったんでしゅ」と神さまのみ心を心配してゆたのです。

主まーくん・ハリストスは、…食べ過ぎで三日間寝込み。

三日目のお昼に、よ〜やくおかゆが少し食べられたのでした…。

これが…、世にゆう「主のご受難」の全てです♪

…だから主まーくん・ハリストスは、マヨネーズなども最後までしっかり絞り切ってから捨てるのですよ。

 

テーマ…

ワンダーボーイ・モンスターランド〜ビーチ〜」 シンタン

https://youtu.be/IfiTS96EZkQ