どらねこクエスト〜はらペコ勇者の大冒険!!〜 その6

ミラムルの村から、…山道をドンドン登ってゆく戦士クリム。…途中見張りに回っているばーばりんちゃんねことの、小競り合いをその都度制し。遂に…、魔物達の砦に辿り着きます。

「すごい魔物の数だ、これではとても正面からはゆけない…」

魔物の砦には、…ばーばりんちゃんねこがうようよいました。…どこかに侵入口がないか?、と森の茂みに隠れながら戦士クリムは周りを一周します。

「あっ…、あそこだけ窓が開いている!!」

見張りのばーばりんちゃんねこが通り過ぎるのを待って、「えいっ」と窓に飛びつきました…。ジタバタもがいて、…何とか中に潜り込みます。

…「なぁんだ、ここは女子トイレじゃないか」

しかしすぐに…、ばーばりんちゃんねこ達がおしゃべりしながら女子トイレに近づいて来ました。戦士クリムは、慌てて個室に隠れ鍵をかけます…。ばーばりんちゃんねこ達は、…あしゃべりしながらおトイレに入って来ました。

…「この前やって来た、神官にゃケド」

「あぁあいつなら…、地下牢に閉じ込めたにゃ」

「しめた!」と想う、戦士クリム…。ばーばりんちゃんねこがいってしまうのを待って、…おトイレから出ます。…何とか魔物達の砦に侵入したモノの、その攻略は一筋縄ではゆきません。いたるトコロをばーばりんちゃんねこが見張ってゆて…、行動もままならなかったのでした。

戦士クリムは、ちいさなお部屋に入ります…。そこには、…テーブルと冷蔵庫それにソファが設られていました。

…「何だ、休憩室か」

休憩室を戦士クリムがあとにしよ〜とすると…、何と二匹のばーばりんちゃんねこが。今まさに休憩室に入って来よ〜としてゆます、戦士クリムは装備をソファの下に隠すと…。手で髪の毛をぼさぼさにし、…ばーばりんちゃんねこを待ちました。

…「みにゃい顔だにゃ、お前新入りにゃ?」

休憩室に入って来たばーばりんちゃんねこは…、戦士クリムに声をかけます。

「そ、そ〜だにゃ、よろしくお願いだにゃ…」

ばーばりんちゃんねこ達は、…しばらくあくびをしたり。…自動販売機で「みかんミルク」を買って飲んだりして、時間を潰すと戦士クリムにいいました。

「おいっ新入り…、地下牢にこの前捕まえた。神官の様子を見にゆくから、お前も着いて来るんにゃ…」

二匹のばーばりんちゃんねこのあとに着いて、…ろうそくの灯る暗い階段を降りていきます。…イチバン底まで来ると確かにゆました、神官のネコミミ娘が牢屋に閉じ込められてます。神官のネコミミ娘は…、持参したうめおにぎりを食べています。

「あせっても始まりません、ねこ女神"オー・ラロル"さまは困ってるモノを決して見捨てませんから…」

ばーばりんちゃんねこは、…鍵がちゃ〜んとかかってるか確認しています。

…「おまえ、ホントにのんきにゃ」

戦士クリムは…、ばーばりんちゃんんねこが牢屋の鍵を。持ってるのを確認すると、ふところから隠し持ってゆた短剣「こねこのツメとぎ」を取り出しました…。

「お前達ぼくの正体は、お前達をやっつけに来た戦士クリムだ覚悟しろ…!!」

「にゃに〜、…あたし達をだましたにゃ」

…「どう?の剣」さえあれば、ばーばりんちゃんねこなどモノの数ではありませんが。短剣一つでははかばかしくありません…、その様子を眺めながら。神官のネコミミ娘は、持参したお弁当から玉子焼きをツまみました…。

「きゃー、…やられたにゃんにゃん」

…ばーばりんちゃんねこ二匹をみごと退治した戦士クリムは、「牢屋の鍵」を手に入れます。

「今開けるからね…、ちょっと待ってて」

戦士クリムが鍵をかちゃかちゃやるのを見ながら、神官のネコミミ娘は焼きじゃけを口に運びました…。

「助けに来たよ、…ぼくは戦士クリム」

…神官のネコミミ娘は、おっとりと告げます。

「待ってください…、お弁当箱を片づけますから」

あせる戦士クリム、そんなコトをしてる間に…。ばーばりんちゃんねこの新手が現れたら、…防ぎ切れません。…神官のネコミミ娘はそんな戦士クリムをしりめに、お弁当箱を丁寧にきんちゃく袋にしまうと立ちあがりました。

「私の名前は神官マルミ…、ど〜かよろしくお願いします」

戦士クリムは気を取り直し、二人はガッチリ握手を交わします…。

 

ぼくのバイト先の素敵な店長

ぼくは現在生活保護を受給してゆて、…それを満額もらうのは悪いからとゆ〜のと。

…自分自身のリハビリや物語のアイディアを求めて、スーパーで短時間のパート・タイムとして働いてゆます。

少し前にもブログで触れたんですが…、ウチの今の店長がすごい方でそれをご紹介させていただこ〜と。

ウチの店長には素晴らしい点がた〜っくさんあるんですが、わかりやすくシンプルに…。

一つのエピソードをご紹介します、…ウチのスーパーではレジ応援は副店長のお仕事なんです。

…だからレジにお客さんが並んじゃってると、フツー店長は副店長を呼んでレジ打ちをさせるんです。

これは想像ですが…、多分副店長がその時何のお仕事を為さってるとか関係なく。

店長は「レジ人が足りないだろさっさと入れ」、ってな感じかと…。

ところがウチの店長は、…「おれ手ぇ空いてるから入るよ」と。

…自分でレジ入って、レジ打ちを為さるんです!!

ハッキリゆって…、スーパーでイチバンタイヘンなのはレジ打ちでしょ?

当たり前だと思う人もいるかもわけりませんが、そんな店長さんはフツーいません…。

この方の存在が、…ぼくにとって「再臨物語again〜春馬町より愛を込めて〜」の。

…架空の町「春馬町」の空気をイメージする時、ある種の希望として灯り続けてたのが現実です!

どらねこクエスト〜はらペコ勇者の大冒険!!〜 その5

「フィールドの旅」のテーマ…

 

さすらい/奥田民生

https://youtu.be/pdbSLpBgQ2I

 

長い旅の道のりの、途上にある戦士クリム…。

何度となく魔物達に襲われましたが…、剣の腕を振るい撃退しました。

…「おや、村が見えて来たな」

それは、…カトレム川のほとりにあるミラムルの村だったのです。

 

「街の賑わい」のテーマ…

風にあずけて/advantage Lucy

https://youtu.be/EW8a9hrsa2A

 

戦士クリムは、村に入ると先ず宿を取りました…。宿の名は…、「清風園」…少しひなびた、風情のある温泉旅館です。女将に案内されお部屋に通されると、…戦士クリムは装備を外し荷物を下ろしました。そして露天風呂「月見の湯」に、早速向かいます…。戸を開けて「旅人のいふく」を脱ぐと…、露天風呂にじゃぶんと浸かりました。

…「わぁ、あっつ〜い!!」

戦士クリムは、…熱いお湯が大好きだったのです。他にお客さんは誰もゆませんから、戦士クリムの貸し切りのよ〜でした…。体をじっくり温めると…、温泉の効能が体に染み込んでいくのがよくわかります。…「月見の湯」からあがると、戦士クリムは浴衣に着替えて。お部屋で夕ごはんを待ちました、…お茶を淹れてしばらく待ってゆると。やって来ました、なかなかの豪勢さです…。一つ々々のお鉢は小振りでも種類が多い…、色とりどりの山の幸が並んでいました。…最後の「山菜おこわ」が、戦士クリムは特にお気に入りです。おなかいっぱいになった戦士クリムは、…だんだんお酒が飲みたくなって来ました。宿にやって来る路の途中に酒屋さんがあったのを思い出し、ちょっと歩いていってみるコトにします…。夕暮れの涼しい風に浴衣のすそをなびかせる戦士クリムは…、川沿いを歩いてゆきます。

…「キャー、誰か助けて!」

薄暗い村道に、…誰かの叫び声がこだましました。急いで声のする方に駆けつける、戦士クリム…。すると幼い女の子が…、ばーばりんちゃんねこ達にかどかわされよ〜としてゆます。

…「ほらほら、ゆ〜コトを聞くにゃん!!」

「おとなしく、…するんにゃ!」

戦士クリムは、その心がけからして全くの戦士でしたから…。何があっても…、「どう?の剣」体から離しません。

…「その娘を離せ、魔物達め!!」

素早く「どう?の剣」を閃かせると、…目にもとまらぬ早業でばーばりんちゃんねこ達をやっつけました。

「悔しいにゃ、撤退にゃ…」

ばーばりんちゃんねこ達をおっぱらった戦士クリムは…、幼い女の子を保護します。

…「安心して、も〜大丈夫だから」

よほど怖かったのか、…幼い女の子は戦士クリムに抱きついて泣きじゃくりました。そのまま戦士クリムは幼い女の子を、ご両親の元に送り届けます…。

「あいつら何者だろ〜…、ど〜も見たトコロ。…そんなに遠くからやって来たよ〜には、見えないけれど」

幼い女の子のご両親は、…事情を話してくれました。

「このミラムルの村よりも、ずっと先の山奥に…。魔物達の砦があって。そこに…、た〜っくさんの魔物達が集まっています。…先日も村長のご依頼を引き受けられた、神官さまが向かわれたのですがそれっきり何の音沙汰もなく」

胸を、…ドンッと叩く戦士クリム。

「それなら、ぼくに任せて…。魔物達がみんなを苦しめてゆるなんて…、ぼくほっとけないよ!」

…戦士クリムは早速出発しよ〜としましたが、さすがにそれは止められて明日の朝にするコトに決まります。宿「清風園」に戻ると、…村のネコミミ達から好意で。地酒「茶とら」が届けられました、戦士クリムはお椀に開けるとグイッと飲み干します…。

「あぁ〜…、こりゃ美味しい」

…「清風園」の女将も、戦士クリムに元気をつけてもらお〜と。「あゆの塩焼き」を、…サービスでつけてくれます。戦士クリムは「あゆの塩焼き」をツまみながら、地酒「茶とら」の杯を傾け…。夜空に浮かぶお月さまと流れる雲に…、何ゴトかを想ったのでした。

どらねこクエスト〜はらぺこ勇者の大冒険!!〜 その4

怒りに燃えて、…戦士クリムは神殿に向かって駆け出します。…途中で邪魔する魔物をバッタバッタとなぎ倒し、ねこ女神「オー・ラロル」の神殿の門まで来るとメイジちゃんねこが立ちはだかりました。ダブダブのえんじ色のローブを…、メイジちゃんねこは頭からすっぽり被ってゆます。

「ここは通さぬ、あきらめて立ち去るがい〜…」

戦士クリムは「どう?の剣」を引き抜き、…その切っ先でメイジちゃんねこを示しました。

…「何だって、邪魔すると許さない!!」

それを聞くと…、魔法の呪文を唱え始めるメイジちゃんねこ。すると、地面が盛りあがり中からゾンビちゃんねこ達が現れます…。

「お〜ま〜え〜も〜、…な〜か〜ま〜にな〜れ〜」

…戦士クリムを、ゾンビちゃんねこ達は取り囲みました。

「何をゆ〜…、ぼくはお前達なんかに負けないぞ!」

戦士クリムは「どう?の剣」を振り回し、アッとゆ〜まにゾンビちゃんねこの群れをやっつけます…。

「きゃ〜ん、…敵わないぃ」

…残ったメイジちゃんねこに、突撃する戦士クリム。

「魔物め…、覚悟するんだ!!」

悔しそ〜に身を震わし、メイジちゃんねこは手にした杖を高々掲げました…。

「おのれくらうがい〜、…炎のヘクトム!」

…戦士クリムに向けて、小さな火の玉が放たれます。メイジちゃんねこは魔力が大したコトないので…、火の玉も小さいのでした。

「怖くないさ、そんなモノ…!!」

「にくきゅう印の大楯」を正面に構えて、…戦士クリムは突っ込みます。…炎のヘクトムは、ぼわんと音を立て「にくきゅう印の大楯」に当たって弾け飛びました。

「これで…、どうだ〜!」

戦士クリムの鋭い一撃が、メイジちゃんねこを捉えます…。

「痛〜い、…"メギムトゥ"さまに言いつけてやる」

…泣きながら逃げてゆく、メイジちゃんねこ。

「よしここはこれでゆい…、待っててくれサヘラ」

戦士クリムは、神殿の中に入っていきました…。どんどん奥へ進むと、…聖堂の真ん中で巫女サヘラが気を失って倒れています。

…「サヘラ、大丈夫かい?」

巫女サヘラに…、戦士クリムは近寄ろ〜としました。

「余計なコト、すんじゃないよ…!」

その足許に、…轟音と共にいなづまが落ちます。

…「一体何者だ!!?」

「どう?の剣」を引き抜き「にくきゅう印の大楯」を構えながら…、戦士クリムは叫びました。

「あたいの名はカミマル、誰もが怖れる雷の悪魔ねこさ…」

戦士クリムの上空から、…ゆっくりと雷の悪魔ねこカミマルが降りて来ます。…雷の悪魔ねこカミマルは、赤いロング・ヘアーに黄色い瞳。身にまとってゆるのはボンテージで…、手にはやはり革のむちをしならせていました。

「雷の悪魔ねこだって、サヘラを一体ど〜するつもりだ…!」

革のむちで地面を打ち、…音を立てる雷の悪魔ねこカミマル。

…「ふん、この娘はマルトム・クルメ城の女帝ゾフィネーヌさまの元へ連れていき。そこで毎日…、"神さまの焼きさんま"を"メギムトゥさまの為に焼くんだよ」

怒った戦士クリムは「どう?の剣」を振りかざし、雷の悪魔ねこカミマルに打ってかかります…。

「そんな勝手なコト、…させるモンか!!」

…雷の悪魔ねこカミマルは、怪しいステップを踏みました。

「ハッ…、バカの一つ憶えってヤツだね」

その途端、いく筋もの雷が聖堂の中に降り注ぎます…。

「うわぁ〜、…何てパワーだ」

…「にくきゅう印の大楯」で戦士クリムは、必死に防ご〜としますが。雷の悪魔ねこカミマルが発生させた雷の威力に…、思わず気絶して倒れてしまいました。

「アンタなんかに何が出来るってゆ〜んだい、この娘はもらっていくよ…」

雷の悪魔ねこカミマルは巫女サヘラを抱えると、…どこかへ消え去ります。…それから、しばらく経ち。

「クリム…、しっかりして!」

仲間の戦士ネコミミ達に囲まれて、戦士クリムはよ〜やく目を覚ましました…。

「ハッみんな、…サヘラはサヘラはど〜したんだ!!?」

…仲間の戦士ネコミミ達は、お互いの顔を見合わせるとゆい出しづらそ〜に戦士クリムに告げます。

「それが…、どこにもいないの」

悔しくて、自分に腹を立てる戦士クリム…。

「ぼくに力が足りなかったから、…サヘラはさらわれてしまったんだ」

…そんな戦士クリムを、仲間の戦士ネコミミ達は落ち着かせよ〜としました。

「クリム自分を責めないで…、あなたのせいじゃないわ」

「どう?の剣」を鞘にしまうと、戦士クリムは立ちあがります…。

「いや、…やっぱりぼくのせいだ。…ぼくはこれから旅に出る、サヘラを取り戻すまで決して戻らない」

こ〜して戦士クリムの長い冒険の旅は…、始まりを告げました。

 

 

 

どらねこクエスト〜はらペコ勇者の大冒険!!〜 その3

…おウチに帰ると、お部屋のお道具箱をひっくり返しました。中には、…戦士クリムにとっては大切なモノがたっくさん入ってます。

「え〜っとどこへやったかな、あっこれこれ…!!」

たっくさんの宝モノの中から…、特に大切な自分の装備を見つけ出しました。…全身が映る鏡の前で、「革の胸あて」を身に着けます。

「ねこ女神"オー・ラロル"、…ど〜かぼくに戦う勇気をお授け下さい」

「にくきゅう印の大楯」を右手に…、「どう?の剣」を左手に構えました。

「どう?の剣」は持ちあげるのにタ〜イヘンな力が必要な重たくて威力のある剣です、それを戦士クリムは掲げました…。そして早速、…おウチを飛び出す戦士クリム。

…「何てコトだ、こんなの許されない!」

戦士クリムの目に飛び込んで来た光景は…、魔物に荒らされてめちゃくちゃなキトランの村です。神殿に向かって駆けつける戦士クリムのゆく手に、魔物が一匹立ちふさがりました…!!

「こんなトコにいたな、…見つけたぞ〜」

…きゅうけっきちゃんねこ、が一匹現れます。

「どう?の剣」を…、戦士クリムはヒラリと引き抜きました。

 

「魔物との戦い」のテーマ…

 

脳内戦争/パスピエ

https://youtu.be/fiYpjEPpvDc

 

きゅうけっきちゃんねこは、ネコのミミにコウモリのはねを持った魔物です…。大きく開いた口からは、…鋭いきばが覗き。…体には、フワフワした「魔物のふく」を身に着けていました。

「どう?の剣の威力を思い知るんだ…、とりゃ〜!!」

きゅうけっきちゃんねこ向かって、戦士クリムは真っ直ぐ突撃します…。しかし、…はばたいて空に逃げてしまうきゅうけっきちゃんねこ。

…「くらえちょうおんぱ攻撃、キィ〜!」

空中からきゅうけっきちゃんねこは…、超音波を放ちました。

「うわぁ〜、あいたた…」

戦士クリムは、…頭がガンガンします。

…「ど〜だ、あたしの力が理解出来たか?」

勝ち誇る…、きゅうけっきちゃんねこ。

「勝負はこれからだ、まだまだ負けないぞ…!!」

勇気をふり絞って、…戦士クリムは魔物に立ち向かいました。…戦士クリムは考えます、作戦を変えるコトにしました。

「わははこうさんしろ〜…、そして"メギムトゥさまに仕えるのだぁ」

勢いづいたきゅうけっきちゃんねこは、ドンドン超音波を放ちます…。しかし戦士クリムは、…「にくきゅう印の大楯」を用いて。…防御に専念し、無理に自分からは近づきません。

「ここはがまんのしどころだ…、じっくりじっくり」

戦士クリムの作戦は当たりました、きゅうけっきちゃんねこはじれてうんざりして来たのです…。

「ちくしょ〜も〜がまん出来ないぞ、…一気に血を吸って決着をつけてやるぅ」

…急降下して突撃して来た、きゅうけっきちゃんねこ。

「よし今がチャンスだ…、いくぞ」

大きく息を吐いて、戦士クリムは力をためました…。そしてきゅうけっきちゃんねこを、…限界まで引きつけると。

…「くらえ必殺の一撃、"稲光の咆哮"!」

いなづまをまとった「どう?の剣」の一撃が…、きゅうけっきちゃんねこを弾き飛ばします。きゅうけっきちゃんねこは、地獄「ねこのひたい」に帰ってゆきました。

「ふぅ、手強かった…」

一息吐く戦士クリムの周りに、…キトランに住む仲間の戦士ネコミミ達が集まって来ます。

…「みんな、大丈夫?」

仲間の戦士ネコミミ達は…、口をそろえていいました。

「私達はヘーキよ、それよりど〜やら魔物達の狙いは…。サヘラみたいなの、…早く助けにゆってあげて!!」

…胸をドンと叩く、戦士クリム。

「わかった…、サヘラのコトはぼくに任せて!みんなも、気をつけてね…」

ねこ女神「オー・ラロル」を祀る神殿に、…戦士クリムは急ぎます。

ぼくのライフ・スタイル紹介:喫煙

…ぼくの物語を読んでもらえればわかる通り、ぼくは当然煙草が大好き!!

18歳で煙草を覚えて、…それからひたすら多い時は一日60本以上吹かしてゆました。

ところが今回、ぼくは煙草を一日5、6本まで減らす決断を下したのです…!

それは「何故か?」とゆったら…、誰でも思いつく答えですが煙草が高い。

…現在ぼくの吹かしてるロング・ピースは一箱600円で、一日一箱吹かすと一週間で4000円を超えてしまう。

ぼくは生活保護を受給してるので、…やっぱりお金が無いんですね♪

なのでその煙草代を、その他さまざまな用途に回したかったので〜す…。

しかしそれもあるんですが…、ここからが本題。

…煙草を減らした最も大きな理由は、「美味しく吹かしたかったから」なんですよ!!

ぼくは一日4時間パート・タイムで働いてるんですが、…当然就業中は吹かせません。

なので勤務終わると、さっさと喫煙所に向かい「ホッと一服…」

それが何ともゆえず美味い…!、でそこから着想したんですが。

…「それならフダンから本数減らせば、いつも美味しく吹かせるのではないか?」と。

それで、…一日5、6本♪

ニコチン中毒を抜けるのに、…1ヶ月半弱かかりましたが。

…現在、タ〜イヘンにサイコー☆に美味しい煙草を吹かしてますよ!!

一日5、6本ですから…、やっぱり大切に吹かしたいじゃないですか?

なのでロング・ピースの紙をはがして、中の煙草葉をほぐし…。

O.C.B.とゆ〜メーカーのローラーを使い、…やはりO.C.B.のチップとヘンプのペーパーを用いて。

…煙草を一本々々、巻き直してます♪

これで紙の煙草臭さからも解放され…、まさに「至福の一服」!

個人的な経験では、一日7本以上になると気管に負担がかかるっぽいので…。

今別に吹かさなくとも、…特にイライラしたりしません。

…純粋に「愉しみ」として、気分転換に吹かしてますから。

ど〜でしょ〜ぼくの喫煙スタイル…、息苦しさからもニコチン中毒からも解放されて。

且つ愉しく煙草を吹かすには、「本数を減らす」がその答えでした…。

今ぼくはまさに「煙草を愛してる」、…これがぼくの「安く美味しく煙草を吹かす方法だったんですねぇ♪

…あなたも「あなたらしい喫煙スタイル」を愉しんでね、ぼくからのおススメ銘柄は。

日本の煙草なら…、「ロング・ピース」「セブン・スター」「ハイ・ライト」

海外なら、「コイーバ(シガレットです)」や「ゴロワーズ・カポラル」そしてモチロン現在輸入されてませんが「スタッド・オートマールスム」辺りが好きですよぉ〜…!!!

ぼくの煙草の吹かし方がちょっと変わったので、…ここにメモしておきます。

…これまで、「ロング・ピース」のフィルターは捨てちゃってたんですが。

O.C.B.のローラーには長過ぎるので…、少し切ってるんですが。

チップはやめてフィルターを生かすコトにしました、やっぱりピースは…。

フィルターのある、…「ロング・ピース」が美味しいと想います!!!

…チップは高いし、お金的にもちょ〜どゆい♪

色々試してみたんですが…、吹かす煙草の一本々々が。

1時間経たないと全然美味しくない、息苦しいだけでまるでダメ…。

2時間超えた辺りから、…だんだん本当に吹かしたくなって来て。

…2時間30分回ると感動の美味しさ、ハッキリゆって身震いがしますよ。

じゃあ逆に3時間以上だと…、これはツラい単なる我慢なんですね。

ぼくは結局、1日6本…!!

でも実際、…イライラしたりすると吹かしたくなるのでたまには8本ぐらい吹かしてますが。

…それ以上は超えません、9本目からはニコチン中毒なのですだから!

どらねこクエスト〜はらペコ勇者の大冒険!!〜 その2

やはり主まーくん・ハリストスと同じ時代に、背の低い小さな男の子がゆたのです…。男の子はそれはも〜おとなしくて…、でもそのお母さんは男の子を大切にしませんでした。…男の子がおとなしいのを、「男らしくない」と毎日叱っていたのです。そんなある日、…男の子は目の開いてゆない白いこねこと出会いました。お母さんに内緒で連れ帰った男の子は、インターネットで調べて目を開けてやったのです…。そのお母さんはたいそう怒りました…、「こねこなんか勝手に連れて来て」とすごい剣幕だったのです。…ところが男の子は、ここだけは譲りません。なかば強引に、…白いこねこを飼い始めました。男の子は白いこねこに「ごはん」と名づけて、それはそれは甘やかしたのです…。しかし…、それは「ごはん」にとってあまりゆいコトではありませんでした。…だんだん「ごはん」は、自分を抑えられない暴れん坊なねこに育ってしまったのです。それでも「ごはん」を可愛がる男の子でしたが、…愛されるシアワセがわからない「ごはん」は男の子を捨てました。

そんな「ごはん」は、モチロン「ねこねこファンタージェン」でもみんなから嫌われます…。それでも反省しない「ごはん」は…、ねこ女神「オー・ラロル」を恨んだのでした。…その魔力で地獄「ねこのひたい」を創り出した「ごはん」は、そこで支配者破壊ねこ「メギムトゥ」として君臨します。そこに他にも悪い心の持ち主である、…三匹のねこ達が集まり悪魔ねことして従いました。

人をイライラさせる、雷の悪魔ねこ「カミマル…」人を寒い気持ちにさせる…、雪の悪魔ねこ「メトラン」…そわそわ落ち着かなくさせる、地震の悪魔ねこ「ナヤワ」

この四匹が…、地獄「ねこのひたい」を支配しているのです。

そしてその地獄の破壊ねこ「メギムトゥ」を崇拝する、女帝ゾフィネーヌの治めるマルトム・クルメ城…。その地下にある、…石造りの「魔法陣の間」でゾフィネーヌは奇妙な呪文を唱えていました。…ゾフィネーヌが呪文を唱え終わると、部屋の中央に位置する魔法陣は。目もくらむ程怪しく光輝き、…光が失われるとそこには。はら巻き一丁の地獄の破壊ねこ「メギムトゥ」が、おなかをポリポリかいて横たわってゆたのです…。

「私を喚び出すのは…、何モノにゃん?」

…ひざをついて頭を下げる、女帝ゾフィネーヌ。

「私はあなたさまの忠実なるしもべ、…女帝ゾフィネーヌにございます。メギムトゥさまにおかれましては、ごきげん麗しゅう…」

短いかぎしっぽを…、地獄の破壊ねこ「メギムトゥ」はくるくる回しました。

…「そ〜でもなさげにゃん、あ〜美味いモンが食いたいにゃあ」

それを聞いた女帝ゾフィネーヌは、…待ってましたとばかりに報告します。

「メギムトゥさまいましばらくお待ちいただければ、必ずや世界一美味なる"神さまの焼きさんま"をご献上致しますゆえ…」

それを聞いて…、地獄の破壊ねこ「メギムトゥ」はだらだらよだれをたらしました。

…「にゃんにゃん、それってサイコーにゃん!!"神さまの焼きさんま"を美味しく毎日食べれば、…それって私が神さまってコトにゃんか」

頭を低く低くたれる、女帝ゾフィネーヌです…。

「その通りです…、メギムトゥさま。…メギムトゥさまが"神さまの焼きさんま"をお召しあがりになれば、ねこ女神"オー・ラロル"などもはや用済み。全てこのゾフィネーヌにお任せ下さい、…必ずやメギムトゥさまにこの"ねこねこファンタージェン"の神さまになっていただきます」

一方、その頃「ねこねこファンタージェン」の片田舎キトランの村では…。

「ぱくぱくぱく…、あ〜本当に美味しいなぁ」

…戦士クリムは、お母さんの作ってくれた、特製ねこまんまをもりもり食べてゆました。

戦士クリムのお母さんの作るねこまんまは、…まさに特製で。どんぶりのうえに、たっぷりおかかと刻みのりをまぶし…。そこに温泉たまごをデン!とのせ…、お出汁の利いたおつゆをかけたら出来あがり。…この特製ねこまんまが戦士クリムの大好物でしたから、一度にどんぶり三杯はかる〜くたいらげたのです。

「ごちそうさまでした、…お母さんありがとう。じゃぼく、遊びにいって来ま〜す…!」

おなかいっぱいの戦士クリムはシアワセな気持ちで…、巫女サヘラのトコロに遊びに向かいました。

…「それにしても、最近のサヘラと来たら。全く付き合いが悪いんだよな、…ねこ女神“オー・ラロル"にお勤めしなきゃなんないとか何とか。そんなのいけないコトさ、だってぼく達は根がぐうたらしてるんだモノ…。そんな真面目さ…、きっとねこ女神"オー・ラロル"だって悦ばれないに決まってる」

…そんな考えを巡らせながら神殿に向かって歩いてゆくと、遥か遠くから怪しい煙がこちらにおし寄せて来ます。

「いったい、…アレは何だ!!?」

戦士クリムは慌てておウチへ帰ります、それは戦士の装備を整える為でした…。